6月初めにアマゴ釣りに行ったのを最後に毎日猛暑と雨でなかなか腰が上がらず今日になってしまった。車も約4ヶ月動いていなかったが一発でエンジンが掛かった。9月のアマゴ釣りなんて初めてかも知れないが久しぶりなので川に降りやすい所を選んで釣り始める。6月にも釣れた沢からの合流点に人抱えほどの生きた溜まりがありここで釣れたアマゴは卵がいっぱいだった。産卵の時期は2尾いる事があるはずだと思い粘るがだめだった、イワナならこの位の沢なら登って行って産卵できると思えるが、アマゴはどうなんだろう??

前回はこの沢の所までだったので更に上流へ、これ以上は上流に歩いていけない壁にぶつかり戻る。泳げば行けそうだが泳げないのでここで断念、この上に行ける人は良い思いをしてるに違いない。川は右斜めから流れている。岩盤の周りは2メートル位の水深がある、減水の流れでこれだから平水だとここまで上がって来られるかどうか?

なかなか釣れないので野宿するベースに戻って2時頃から4時までやることにした、下流に歩いて野営ベース迄釣り上がる作戦だったのだが減水の影響なのか季節的な物なのか雑魚以外は全然釣れない、餌はブドウ虫でやや深みの岩盤突き当たりに餌を流すと強烈な当たりで硬中硬の竿をひん曲げて中々上がってこない、大きなアマゴだと思いあしらってタモに入れるとな、ななんと、なんと24センチの鮎、ブドウ虫に食い付くなんてビックリと同時に嬉しさも、、餌釣りの針にアユが背掛で釣れたことはあるけれど、まさかまさかのブドウ虫。今年は鮎の放流はしていないので他の組合が本流に放流した鮎が支流の小原川に入ってきたのだと思う。白子満タンで美味かった、今年の初物を口にできた。

独りぼっちの夜は長いと言うことで焚き火台で焚火と成りました。河原で拾った流木と家から持ってきた少しの端材。

日暮れとともに着火、焚き付けは牛乳パックを乾かした物で良く燃える。




全ての薪が燃え尽きて熾火になるまで約2時間、もう少し薪を集めておけば良かった。釣りに出る時は酒を持って来ないようにしているので4ヶ月ぶりの肝休めとなったのだが、真っ暗闇で一人で炎を見ているとビールが呑みたいと思いながらも8時には床に着いた。
翌日には5時にはうっすらと明るくなってゴソゴソと起きてお湯を沸かしインスタント豚汁とパックご飯で朝食を済ませてベースから本流を釣り上がったが、全くもって本命の反応が無い、この川は、川に出入り出来る場所が限られており入ったが最後で次の入渓地点まで行くか戻るかしなければならず釣れなければ戻るもじごく、行くも地獄となる、今回は失敗したがこうなれば水温が少しでも低いであろう篠原の滝の上の放流無しの川に行ってみる事にした。
目がクリっと大きくて朱点も控えめで体表も紫に光る純然たる天然のあまご、これは16センチと小さいが食べて美味しいサイズなのでキープした。12センチ位のが沢山見える所に遭遇して2尾釣れたが当然リリース。放流されていないところの方が魚影が見えるって、どういう事ですか?

今年はこれでアマゴ釣りを終了とした。お約束の集合写真、少なっ!!!この川は川虫が少ないのに掛かる魚は多くて、集合写真にもあるオイカワ、アマゴ、アユ。その他はウグイ、カワムツ、アブラハヤ、ヨシノボリと多種の魚が釣れるのだから本命が釣れない時は雑魚でもまあまあ何も釣れないよりは良い。オイカワは天麩羅旨し。この川のオイカワは本命。

魚体にサビが出て、もう少し早く終われば良かったかも、今年は猛暑でやっと涼しくなって、釣りに行こうと思えた。