朝に釣り場に向かっていると途中の鷲家川が増水して濁っている木津川と四郷川は大丈夫そうだと思っていたら木津川も増水して濁って来た、今日も釣り場は四郷川で朝の2時間を無駄にした、この狭戸の堰堤の上に博打を打ったのだが全くのハズレでした。
で、この堰堤の下を釣ってみたが痩せたイワシの様な鮎が1尾だけ、涼しくて良いのだが今日は鮎釣りなので早々に堰堤のすぐ下流のポイントへ入る。
この小さなポイントで7尾入れ掛かり、その後音沙汰なしで下流に2名釣り人がいるので場所かわりで前回17尾入れ掛かったポイントへ、そこで8尾で後は無しなので下流の三尾という所で6時まで粘った、ここでは5尾で1日を終わった。
四郷川の幅広の谷あゆを全ていかして帰って来て家で氷締めした、何故なら、、、、
何年かぶりにウルカを作ろうと思ったからで胃と腸は小出刃の裏でしごいて全て綺麗にして作った、間違ってもジャリはない、お腹にはもう白子が入っていた、小さな真子もあった、限りなく終わりに近づいていて何となく何となく、、。
で、ウルカを作る時のやり方は昨今ネット上に溢れているので味付け以外の大事な細かいことを少し記録しておきたい。氷締めして直ぐの内臓以外は使わない方が良いと思う、鮎は人間の食べ物として釣って来るわけだが鮎は川の石に付く藻類を主に食べているので胃と腸には藻とそれと一緒に鮎の口に入ってしまう砂利が含まれているので内臓を取り出してそのまま塩漬けにしたのでは砂利が口に残って残念なウルカになってしまう。私が初めて作ったウルカはそんな残念な状態でした。足繁く通う高見川の鮎は渇水時など砂噛みは少ない方だと思うがそれでも塩焼きで内臓ごと食べるとチャリ感は残るので胃と腸に残った糞を綺麗に掃除しなければ残念なウルカになる、胃と腸は捨てると言う手もありなのだが、それではあまりに勿体ないので他の内臓とは分離して、腸は包丁の裏で扱いて綺麗にして胃は切り込みを入れこれも包丁の裏で扱いて綺麗にする、ボールに氷水を作って置いて処理終わった内臓を入れて洗う、これで砂利はもとよりチャリも完全になくなる、めちゃくちゃに手間がかかりますが、美味しいウルカを食べる為なので努力は裏切らないので頑張ってやります、年に1度か2度のことです、腸など力の入れ加減を間違えると途中で切れてしまいます、胃は割と丈夫なので思い切り扱いても大丈夫、エラの下にある小さな鮎の心臓もウルカに入れます、ここは意識して探さないと見つかりません、鮎の心臓は本当に小さいのです。私が川筋の釣り人なら谷水に1日以上生かしておいて鮎の腹を空っぽに出来る環境なら割と簡単にウルカを作れるのだが、3時間位ブクブクで生かして持ち帰っても胃のなかや腸はまだいっぱいです。
今年はアブが多くて刺されまくる、立っているとそうでもないがしゃがんで囮を付けようとしたら集団でやってくる、風でもあればまだマシなのだろうが曇天無風状態ではアブの天下か、この手の甲を刺した奴は成敗できたけど、時既に遅しで朝起きてみるとこんな感じで左側の写真なんか5センチの杉板でもブチ抜けそうな逞しい拳と手首なのですが、普段は痩せた手をしています。
痒いよ、痛いよ。