鮎の南蛮漬け

冷凍庫から昨年釣った鮎が結構出てきた
型の良いのは人にあげたり自分で塩焼きで食べたので
残っていたのは小振りの鮎ばかり、取りあえずボールに水をはり
水道水を流しながら解凍した、解凍されるにつけてキッチン全体に鮎の香りが漂う
指で鮎の側面を押してみるとまだ大丈夫だった
頭を落として内臓も捨てて塩も付けずにゆっくりと素焼きにした
腹から指を入れて中骨も取り出した、身を食べてみる、まだ鮎の味だ

これを南蛮漬けにする事にして冷蔵庫のチェックをすると足りないものがある
タマネギはある、ネギもある、鷹の爪もある、小麦粉もある・・・
あと足りないものは三杯酢とレモン、三杯酢は200cc瓶で出来たものが200円位で
スーパーに売っているのでこれを3本、レモンは1個だけ買ってきてもらう
素焼きにした鮎をスーパーのレジ袋にまとめて入れて小麦粉を適当に入れて
袋ごとシエイクすると粉が散らかる事なく万遍に付くので良かった
これを油で揚げて三杯酢の中にジュツ!と音をさせながらほうりこむ
わりと辛いのが好きなので乾燥した鷹の爪は2本これを砕いて入れる
タマネギもレモンもネギも適当に小さく切って放り込む
小振りの鮎30尾程の南蛮漬けの出来上がり
素焼きにして油で揚げた身は干物状態なので直ぐには食べれない
身が三杯酢と他のエキスを吸い込む迄1日冷蔵庫で冷やしてから食べる・・・う、旨い!!


ウルカの作り方

まず新鮮で砂の噛んでいない鮎が必要で川で 死んだ鮎など使ってはいけない。
なかなか作る機会が無いが9月、10月の腹に子を持つ頃が好きだ。
取り出した腸はザルに入れ水道の水を思いきりかけた後に キッチンペ-パ-に挟んで水分をとる。
塩は内蔵の倍位いれる。 お好みでタカのつめミリンなどいれる、腹子も身も入れる。

ジャムの瓶などが丁度良い、沢山は作れないのだから。 冷蔵庫で2日に1回全体をかき混ぜる、
この時に内蔵を潰さないようにゆっくりとする。
5回かき混ぜた位で身がピンクいろの美味しそうな出来上がり。
これは自分で作った以外は食べない。

後日倶楽部の殿に教えて頂きました、内臓の胃の部分に包丁で切れ目を入れて
砂が流れやすくして氷り水に入れて良く洗えば砂噛みの鮎でも大丈夫、食感の良いうるかが出来上がります
がっ!、面倒なんですわ、実際の話..でも、面倒でもやらなければ!..砂利ッと言うよ!!
直前迄活かしておいて、氷水でいっきに絞めた鮎の内臓以外は「うるか」にしないほうが無難です


コ-ルド鮎

暫く釣果に恵まれ無い日が続き、20センチ位の塩焼きサイズが釣れた時
10匹位食べてやろうと思って焼いたが、6匹位で食べれなくなり 残りを1匹ずつラップに包んで冷蔵庫に入れた
次の日にその鮎を冷蔵庫から出してみると身がギュツとしまって見えたので
そのまま食べてみることにしたのだが 塩分の脱水作用で身が締っていてこれが旨い。本当に旨い。
コ-ルドビ-フならず、コ-ルド鮎と命名しました。
もう暑い時のビ-ルに最高!!


塩焼き

これが一番と思っているが、 これの焼き加減が難しい、鮎の身は水っぽいという人がいるが、
それは、焼き方がたりないと思う。 炭火など使えないのでガスコンロで焼くわけだが、
僕の所はトレーに入れて上から加熱するタイプで、
火力は最小にして火に向かう方の片身に塩をやや多い目にする。

片身に塩は付けない、18〜23cm位の鮎なら それでまず片身を10分間焼く、
焦げ工合を見てひっくり返す、それを8分間焼く、 もう一度塩の付いている片身を3分間焼く。
もう一度片身を2分間焼く。 カリッとして頭も全て食べる事ができる。 火力を最小にするのが僕の所ではベスト。
キッチンタイマーが必要です。


変則的な食べ方

カチンコチンに鮎を冷凍したのを取り出し水道の水をかけて 半分解凍する、それを三枚におろす、
皮を剥ぎ取り、身は鮎ルイベで食べる。 頭と骨と内蔵は焼いて食べるのだが、
内蔵は骨に残った身に擦り付けておく、 中骨がかりっとして、また、内蔵の甘く苦い(僕はそう感じる)味がしみて これも旨い。

皮を剥ぐ時は身の方を包丁で押さえて、首の方の皮を親指と人さし指でつまんで 簡単に剥ぎとれる。
半分氷つている鮎を三枚におろすのでよく切れる包丁を使い、 手を切らないように御注意してください。


鮎の嫌いな人

いるんですね、鮎を食べれない人が、 あのスイカのようなキュウリのような
僕なんかが大好きな匂いが、 大嫌いな人が、いるんです。
苦みが嫌だと言う人は分かるのですが、 焼いてしまえばあの香りは無くなるのに、
余程嫌な経験があったのでしょうか。